貸地(底地)の解決事例
地主さんより、借地人さんが誰なのか分からないという貸地約30坪を購入した案件です。
その貸地は、近隣からクレームが来るほど家屋や塀が朽ち、庭の草木は伸び放題でした。
地代は毎月支払われているのですが、地主さんは、振込人の名前に心あたりがないという状態で、地代金額と合致していたので当該地の支払いではないかという認識をされていました。
最後に借地契約を更新したのが60年前であり、空き家でもあったことから借地相続人を探すところから始め、最終的には当社が借地権を買い取ることとなりました。
本件は、借地相続人を特定できたことが当社の特長を表しております。
この借地人さんは、母方の祖父の借地権建物を相続しながらも、建物の相続登記をすることだけではなく、何をどうしてよいか分からず地代だけ支払ってきていました。
結果、借地権だけ第三者に売却するより良い条件提示ができたため、地主さん、借地人さんともにご満足いただいた案件でした。
本件は、空き家となったあとも借地相続人さんが地代を長らく払ってきていましたが、空き家の案件の場合には地代滞納しているほうが多く、対応する場合において裁判費用や解体費用は地主さん
に重くのしかかってきます。
また、借地人さんに相続人がいない場合には、その借地権建物自体が国有財産になってしまう可能性もありますので、放っておけば返ってくるものでもありません。
このように高い専門性が必要とされる案件を多く解決してまいりました。